キレンゲショウマ

宮尾登美子氏の小説「天涯の花」の題材にもなっているキレンゲショウマ。
ユキノシタ科で、深山にまれに生える多年草です。
うつむき加減に咲くこの可憐な黄色い花は九州や四国、紀伊半島など日本でも限られた地域にしか生育していません。

現在では、環境省レッドリストの絶滅危惧Ⅱ類とされています。
諸塚村内最高峰、標高1,455mの黒岳には以前日本最大といわれる規模で群生していましたが、
鹿が葉や芽を好んで食べるためにその数を減らし、今では何重にもネットを張り、村主導で保護されています。平成26年6月20日には、村の天然記念物に指定されました。

夏のお盆の時期に徐々に開花していきますが、ネットの外側からはその姿を見ることができません。
そのため、諸塚村観光協会ではネットの内側、花のすぐ側まで近づくことができる観察会のツアーを行っています。

キレンゲショウマが咲く黒岳は、稀少植物の宝庫であり、宮崎県のレッドデータブックに掲載されている植物が26種も生育しています。
2010年3月に宮崎県野生動植物保護条例に基づく「重要生息地」に指定されたこの貴重な山を地元のガイドと巡るツアーは毎年好評を呼び、2020年にはオンラインツアーも開催されました。

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こちらは、今年の5月段階のキレンゲショウマです。
役場が現地にて撮影いたしました。
7月には蕾も確認。少しずつ数を増やしています。

花の季節、8月のキレンゲショウマです。
観光協会スタッフが現地にて撮影いたしました。
緑が増えてきています。