諸塚村と成人式

諸塚村の成人式は、例年1月3日に行われます。

村内に中学校までしかない諸塚村では、ほとんどの子ども達が中学を卒業すると親元を離れます。
帰省で帰ってきている間に負担なく成人式を行える日に設定してあるそう。

成人式の参加者は、全員スーツ姿。
式典が終わると、中学卒業時に撮影した「5年後の私へ」のメッセージ動画を見たり
式典に来てくれた当時の恩師と昔の話をしたり、終始和やかな雰囲気。

大きな自治体ではなかなかできない成人式なのではないでしょうか。

2022年の成人式では、コロナ禍で開催できなかった2021年の成人式も併せて行われました。

成人式発祥の地?

諸塚村の成人式は、2022年現在で第76回を数えます。

国が1月15日を「成人の日」と定めた昭和23年よりも早い、
昭和22年4月3日に第1回の「成人祭」が開催されました。
男子20歳、女子18歳の青年を対象として行われ、約1週間の成人講座の最終日に成人証書が交付されたそうです。

諸塚村史には、戦後の混乱期『国民の目標も失われ道徳を道徳は退廃した。この世情を憂えた先輩たちによって、新しく成人教育が企画されたのである。』とあります。

その先輩たちというのが昭和21年に誕生した、諸塚村文化会。

『 文化会の活動は広範多岐にわたり、まず第一回文化祭を昭和二十二年十一月に開催し、村内各部落の郷土芸能発表大会が盛大に実施された。
 そして当時の文化祭に県から派遣された係官が、諸塚の実情を見聞して感激し、後日文部省にもち帰り成人の日設定の参考にしたともいわれている。』のだそう。
ここから、成人式発祥の地と言われる所以のようです。

埼玉県の蕨市も成人式発祥の地と呼ばれているそうです。
諸塚村よりも少し早く「成年式」を開催されたとのこと。
同じような時期に同じように新成人を思いやる行事が開催されたことは、
遠く離れた場所で暮らし方が違っても、変わらない人の温かさを感じます。
これをきっかけに仲良くさせていただけたら嬉しいですね。

※『』内は村史引用。
※文化祭は、今でも続く村の大切なお祭りです。

成人式発祥の地 石碑
成人式八所野馳 碑文
成人式開催に尽力した当時の藤井村長